〜グロジャ・アルセンヌさんのための署名にご協力くださった方々へ〜

日本基督教団経堂緑岡教会 牧師 松本 敏之

 2006年3月24日、ついにアルセンヌさんに日本人の配偶者であることを理由にした在留特別許可が出ました。署名活動にご協力くださった方々、キリスト新聞社、日本基督教団出版局はじめ、アルセンヌさんのことをお伝えすることに協力してくださった方々に、心から御礼申し上げます。
 アルセンヌさんは、仮放免後、経堂緑岡教会に熱心に通い続けられ、昨年12月25日に転入会をして、正式に教会員となりました。
 またこの4月から、東京都立世田谷泉高校に入学することとなり、日本での生活も着実に根を下ろしつつあります。
 やがては、日本とコンゴ民主共和国を結ぶ架け橋になって欲しいと願っています。これまでの祈りとご支援を感謝すると共に、今後ともよろしくお願いいたします。
 なお、彼との交流などをご希望される教会があれば、どうぞ松本牧師まで声をかけてください。

2006年3月24日


仮放免が再び3ヶ月延長されました

2005年12月26日

アルセンヌさんの仮放免は、3月27日まで延長になりました。


仮放免が再び3ヶ月延長されました

2005年10月14日

アルセンヌさんの仮放免期日である9月30日に、品川の東京入国管理局に出頭したところ、仮放免が再び3ヶ月延長されました(12月26日まで)。ほっとすると同時に、今後、長期間にわたって、3ヶ月毎に、これを繰り返すことになるかも知れないと考えると、気が遠くなる思いがしました。署名は、提出後、さらに181名分が届いていましたので、これも追加分として提出しました。署名数は、合計で15,360名となりました。お祈り、ありがとうございました。


15,179名の署名を、東京入国管理局に提出しました

2005年8月8日

この度は、経堂緑岡教会が行ったグロジャ・アルセンヌさんのための署名活動にご協力くださり、ありがとうございました。私たちは、全国各地から届いた署名用紙の封筒を開ける時、また署名用紙を手渡される時、皆様の熱い祈りを実感してきました。付箋に短い祈りの言葉が添えられたものも少なくなく、中には長いお手紙や、カンパ金が添えられたものもありました。

感謝の思いを込めて、これまでの経過などについてご報告させていただきます。

経堂緑岡教会では、2005年5月8日の長老会(教会役員会)において、当時、東日本入国管理センターに収監拘束中であったコンゴ民主共和国のグロジャ・アルセンヌさんの仮放免と在留特別許可を求める署名活動を行うことを決議し、その後、署名用紙と署名願いの文書を整えて、全国の諸教会にお送りしたり、直接署名をお願いしたりしてきました。

そうした祈りが通じたのか、アルセンヌさんに、6月3日、突然1ヶ月の仮放免がおり、彼は9ヶ月ぶりに、収監拘束の状態から解放されました。署名活動の方は、在留特別許可を得ることが最終目標ですので、喜びのうちに、そのまま続けることにいたしました。

アルセンヌさんは、ようやく妻の笹井小夜子さん(経堂緑岡教会員)と共に住めるようになり、6月5日より、経堂緑岡教会の礼拝、その他さまざまな集会にも積極的に参加しています。6月26日には、経堂緑岡教会において念願の結婚式を挙げ、多くの方々の祝福を受けました。また6月30日の仮放免期日に、品川の東京入国管理局へ出頭したところ、今度は9月30日まで、3ヶ月の仮放免延長が認められました。さまざまな働きかけが、確実に入国管理局に通じているように思います。『キリスト新聞』『信徒の友』等にも取り上げていただき、ご協力を感謝しています。

署名は、第一次集約日を6月30日としていましたが、その後も署名は届き続け、最終的には、15,179名となりました(約2千名を1束とし、合計8束、厚さは約16cm!)。7月29日、この署名の束を、アルセンヌさんの在留特別許可を求める再審情願の書類と共に、東京入国管理局の審査部門に提出しました。今回は、アルセンヌさんが日本人の配偶者であることを強調しました。

以上が、これまでの経過報告です。なお仮放免もおりましたので、第二次署名活動は考えておりません。その旨、ご了解ください。

私たちは、アルセンヌさんと接する中で、彼の深い信仰と素晴らしい人格に感銘を受けると同時に、彼の類まれな語学力に驚嘆しています。彼は、母国語であるフランス語とリンガラ語に加え、英語とスワヒリ語も自由に話せ、日本に来てまだ2年にもならないのに、日本語も驚くべき上達ぶりです。会話だけではなく、おそらく2千字近い漢字の読み書きができます(音読み訓読みも!)。もともとブニア教育大学の歴史学の助教授でしたから、大変勉強熱心であり、拘束されている間もずっと日本語の勉強をしていたのでしょう。いつも『漢字学習帳』を持ちまわり、ぼろぼろになっていました。今では、ローマ字なしの日本人用の『日仏辞典』を使いこなしています。

彼はまだ仮放免の身ですので、行動も活動も制限されていますが、在留特別許可がおりれば、これから日本において貴重な働きをしてくれることになると信じています。またいつの日か各地の教会においても、よい証しをしてくれるようになることを期待しています。

私たちは、皆さんの祈りとご署名を無駄にしないためにも、何としてでも、在留特別許可が出るよう、粘り強く祈り、今後もさまざまなチャンネルを通じて、法務大臣と入国管理局に働きかけていきたいと思います。皆さんも、続けて祈りに覚えてください。新しい状況が生まれれば、経堂緑岡教会のホームページにて報告させていただきます。

本当にありがとうございました。


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署名用紙(pdf 版)
キリスト新聞記事(5/21 付 - pdf 版)
キリスト新聞記事(6/11 付 - HTML 版)
キリスト新聞社説(6/11 付 - HTML 版)
キリスト新聞記事(6/18 付 - HTML 版)
信徒の友(7月号 - HTML 版)
入国から現在まで(HTML 版)
5/15 経堂緑岡教会説教
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アルセンヌさん自筆礼状
小夜子さん礼状

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